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元公務員の失業保険について知りたい人「地方公務員を短期間で辞めてしまったけれど失業保険はもらえないのだろうか……」
こういった疑問に答えます。
この記事の内容
①元公務員でも失業手当のような手当をもらえる場合がある【在職期間が短く退職金が少なかった場合など】
②申請の書式は前職人事に相談しないと手に入らない。早めの相談を!
③ハローワークに「求職活動していました!」と証明できる求職活動が必要【お仕事検索だけだとNG】
この記事を書いている私は、元地方公務員。
大学卒業後、民間企業で勤めていましたが、一念発起して公務員試験を受験。正規職員として地方自治体へ入庁することができましたが、体調不良などもあり、入職後1年ほどで退職しました。
ちょっと申し訳ない……。
短期間で公務員を退職してしまった。でも公務員って失業保険もらえないんだよね?……と不安な方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
公務員は失業保険をもらえないのか→【失業保険に代わる手当をもらえる場合がある】
公務員は雇用保険に加入していないので、失業保険は受給できません。しかし、退職金の額が少ない場合(在職期間が短かった場合等)などは、それに代わる手当を受け取ることができる場合があります。
公務員を短期間でやめてしまって、退職金が少ないときは、失業保険のような手当をもらえる場合があるということね
次から、実際に私が申請したときの手順を記していきます。
元公務員の失業保険に代わる手当の申請手順→【前職人事への早めの相談が大切】
元地方公務員の私が実際に、前職人事の方に教えていただいて申請を行った手順です。
失業給付基本手当に相当する退職手当申請手続きのフロー
どこで | なにをするか |
前職人事 | 「失業給付基本手当に相当する退職手当」を申請したい旨を早めに相談。職員退職票をもらっておく |
ハローワーク | 職員退職票を提示し、求職の申し込みを行う。ハローワークカードをもらう |
前職人事 | ハローワークカードの写しを提出する |
前職人事 | ①【待機期間等の間における失業認定申請書】 ②【振込口座に関する書類】が送られてくる |
- | 待機間を過ごす |
ハローワーク | ハローワークにて①に証明をもらう ①,②を前職人事に送付する |
‐ | 前職人事から ③【失業者の退職手当口座振り込み依頼書】が送られてくる |
ハローワーク | 待機間経過後、ハローワークにて③に証明をもらう |
前職人事 | 前職人事に③をおくる |
もちろん、この手続中に就職が決まった場合などは手当を受け取ることができなくなります。就職が決まったら早めに前職人事に報告するように言われました。
ちなみに、①~③の書式は、オンライン上に公開などされておらず、前職人事に相談しないことには入手できない代物でした。多少の気まずさはありますが、当制度の利用を考えている方は、早めに相談してしまった方が無駄な時間を過ごさなくてすみます。
注意すべきこと
- ①、②は一度提出すればOKだが、③は期間が区切られており、都度、前職人事から書類をもらい、申請する必要がある
- ③を提出する際に必要なハローワークの証明は、「求職活動をしていて、なお失業していることが条件」なので、ハローワークに証明できる「求職活動」をする必要がある
ちなみに、ハローワークに証明できる「求職活動」は、お仕事を検索しただけではダメ!窓口で相談しないといけない。
結論→早めに前職人事に相談しよう!
この記事のポイントを下記にまとめます。
②申請の書式は前職人事に相談しないと手に入らない。早めの相談を!
③ハローワークに「求職活動していました!」と証明できる求職活動が必要【お仕事検索だけだとNG】
ちょっと気まずいけど、まずは人事に相談してみよう